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新年を迎えて

支部長 小室智幸

あけましておめでとうございます。年の始めにあたりご挨拶申しあげます。

昨年末は久し振り強い寒波ということで寒い日が続きましたが、幸い積雪は少なく穏やかな12月となりました。秋は山の木の実が不作ということでしたが、人が住んでいる中山間地は柿の実が豊作でした。取る人が居なくなったせいか、橙色の実がたわわにいつまでも残っていて、ヒヨドリやツグミが群れていて賑やかでした。冬鳥はアオジ、ジョウビタキやベニマシコ、カシラダカなどの小鳥も多く、マヒワやイスカ、ベニヒワの情報も入ってきています。北の地の繁殖状況が良かったのでしょう。これから行われる探鳥会が楽しみです。

一方で、夏鳥はどうでしょうか。繁殖羽のきれいな小鳥たちを楽しみたいのですが、木々の葉が茂ると探すのが容易ではありません。下見の時は居たんだがということも良く聞きます。次年度の計画では、例年の開催月日にとらわれず実施時期を早めて、より鳥を楽しむことを考えていきたいと思います。

2020年から始まった新型コロナ感染症も、昨年5月にインフルエンザと同等の扱いの5類に変更され、支部の探鳥会開催も元に戻りました。ただし、感染症がなくなったわけではなく、今でも一定数の感染者が発生しています。コロナ感染症の症状は人それぞれですが、インフルエンザより症状はきついと聞きました。探鳥会でのマスク着用は各自の判断ですが、説明を行う担当幹事はマスクを着用するなど対策をしながら開催していきます。今年はしばらく中断していた一泊探鳥会も復活させていきたいと思います。

この323号から支部報はカラー化されました。これは支部会計の改善のために、支部報発行費の軽減化のために、安価なネット通販印刷を利用したからです。編集作業は支部の編集係で行いました。この作業は継続して行わなければなりません。このため、編集係を5人にしてこれからもこの作業を行います。ここにきて、郵送費値上げのニュースが流れました。実施は秋になるようですが、大幅な値上げになるようで、支部報の発送費の低減も早急に考えていかなければなりません。支部報のネット印刷に伴い、電子データ(pdf)での配信も可能となります。紙の印刷でなくとも構わないという方には、pdfファイルでの配信によって配送費の削減も図っていきたいと思います。

支部運営について多くの課題がありますが、楽しむのはやっぱり鳥の姿、小鳥たちのしぐさに微笑み、さらにワシの姿はワクワクします。昨年12月の伊豆沼探鳥会でしばらくぶりのその雄姿を見ました。オジロワシの大きな翼とあの太い胴体はよかったです。今年も海や湖そして山で皆さんと一緒にいろいろな鳥を見て行きたいと思います。